カラーやパーマで気になるダメージ。
でも実際は、それだけで傷んでいるわけではもちろんないんです。
キレイなカラー、パーマを楽しんでいけるよう、やや専門的な話です!
まず、ダメージの一番の要因はCMCが失われることによって起こります。
CMCとは?
CMCは毛髪の脂質。バラバラのパーツをつないで1本の毛髪をつくる接着剤的役目を持ちます。
このCMCが流出した髪は水分や脂質の保持力が低下し、ダメージが進行してしまいます。
このCMCのダメージ要因は?
CMCの約60パーセントは脂質であるため、脂質を分解する物質です。
・アルカリ
・界面活性剤
・お湯
・アルコール
・酵素
・CMC以外の油分による乳化
などがあげられます。
その中でとくに髪のダメージに関係するのが、アルカリ/界面活性剤/お湯です
アルカリ(カラーパーマなどの施術)によるダメージ
カラーやパーマ剤はアルカリの力でCMCを溶かすためもちろん傷みます。
ただサロンでの施術の場合、事前処理で栄養をいれたり、施術後アルカリを除去するなど、ダメージを最小限にしています。
なので、特殊な施術でない限り、質感や艶感がそこまで損なわれることはありません。
実際、カラーやパーマの施術後のお家でのシャンプーでダメージを進行させてしまうケースも多いです。
界面活性剤(シャンプー)によるダメージ
シャンプーに含まれる脂汚れを落とすための界面活性剤。
強い洗浄成分で洗うと内部のCMCをも溶かし、ダメージを進行させてしまいます。
一般的に市販のシャンプーは洗浄力が強く、カラーパーマ毛には不向きです。
カラーやパーマや施術される方はサロン専売のシャンプーを必ず使ったほうがいいです。
髪質にあわせて、適切なシャンプーを選んでもらいましょう!
お湯
以外に思われがちですが、お湯でも髪は傷みます。
夏場や朝シャン、泡立ちが悪いからと2回シャンプーなど
1日に何回も洗う方は要注意。
これはシャンプーにも言えることですが、、
毎日のことになるので、小さな積み重ねがとても大事になります。
ゴシゴシ洗いなんてのもやめましょう!
優しく揉み洗いが鉄則です!
タオルドライも同じです!
濡れっぱなしにしないで、なるべく早く乾かす。
まとめると...
カラーやパーマで傷んだと思っているダメージも
実際は、普段のホームケアでよりダメージを拡大しているケースがほとんど。
毎日の小さな積み重ねで次回のカラー・パーマの仕上がりも変わります。
ぜひ、日々のシャンプー・ホームケアを見直してはいかがでしょう?
コメントを残す