【美容師が解説!】髪質改善トリートメントの種類と特徴




こんにちは。大阪上本町美容室BEIGEの上尾です。

今年の梅雨は雨も多く、とにかく長いですね。

それもあってか今年は特に髪質改善メニューのオーダーが多かった気がします。

髪質改善メニューとは?

現在、BEIGEで取り扱ってる髪質改善は3つ。

では、その種類と特徴についてご説明します。

縮毛矯正(ストレート)

クセ毛のお悩みに一番効果は高いです。とにかくクセを伸ばしたい方にオススメ。

還元剤を使用するため髪へのダメージはありますが、BEIGEではGMT(チオグリコール酸グリセリル)を主剤としたストレート剤など、薬剤の種類も豊富で、さまざまなクセや髪質に対応可能です。

GMTとは、酸性域で還元できる商材で、それを配合することで髪の膨潤を抑え、ダメージ毛にも対応できます

酸熱トリートメント

ダメージ毛やエイジング毛の髪のまとまりや質感を上げたい方にオススメ。

弱いクセなら伸ばすことができます。

成分は色々ありますが、一般的にグリオキシル酸やレブリン酸がメジャー。

この酸剤の、アイロンなどの熱で毛髪内部の水分を飛ばす際に架橋を作るという特徴を利用し、疑似的に髪を疎水性に振り健康毛に似た状態に近づけるという技術。

ハリコシで出るのも特徴。還元剤を使用しないので薬剤によるダメージはありませんが、高温のアイロンを使用するので熱による負担はゼロではないです。

グリオキシル酸の方が髪質改善の効果は高いが、酸が強いためカラーの褪色やハイダメージ毛の場合は軋みが強く出たりします。あと残臭が結構キツイです。一方、レブリン酸の方が、効果はマイルドですが、カラーへの影響が少なくダメージ毛にも使いやすい仕様です。

サイエンスアクア

こちらもダメージ毛の髪のまとまりや質感を上げたい方、髪にツヤが欲しい方にオススメ。

酸熱トリートメントに似た部分もありますが、サイエンスアクアはキューティクルを整えることに特化した技術です。

なので、クセ毛はほぼ伸びません。髪の艶を取り戻したい方向け。

酸熱トリートメント同様、還元剤を使ってないので薬剤によるダメージはないが、アイロンはあてるのでゼロではないです。ただ3つの中では、もっとも髪への負担は少ないです。

詳しくは以前のブログにも載せてます↓

【話題の美髪チャージ】髪質改善にはサイエンスアクアがオススメ

髪質改善メニューの選び方

大まかな特徴は上記の通りですが、実際選ぶ基準は?

クセ毛のお悩み再現性には縮毛矯正がおすすめ

うねりがとにかく嫌!ハンドブローでサラサラまとまる髪にしたい!という方には縮毛矯正がオススメです。

再現性はもちろん一度かけたところはクセが戻ることもないので持続性も一番。

エイジング毛によるクセやうねりには酸熱トリートメント

酸熱トリートメントはハリやコシも出してくれるので、主にエイジング毛によるクセや広がりを抑えるのに特にオススメ。

クセ毛も多少は伸びますが、過度な期待はできないので、両方お悩みの場合はストレートがベスト

ダメージによるクセや広がりにはサイエンスアクア

ダメージによるクセや広がりを抑えまとまりがほしい方にはサイエンスアクアがおすすめ。

とくに軟毛で傷みやすい方やブリーチ毛などハイダメージの髪にはサイエンスアクアの方が合います。

クセ毛を伸ばす力はほぼないので、ツヤを戻したい方向けです。

以上が大まかな選ぶ基準になります。

あくまで、基準なので、実際にお悩みや髪質を見ての判断になります。

是非、お気軽に髪のお悩みをご相談ください!





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上尾 純也

大阪上本町の美容室BEIGEhaircoutureディレクター。 小顔カットやカラーのデザインはもちろん、髪質改善を得意としています。 つくること・デザインすることが大好きで、ヘアーに関する役立つ美容情報を中心に発信していきます。